大阪市クラスでもIRの調査費が市議会の猛反対を受け、335万円減額とは…。
予算が成立 新美術館整備など減額 /大阪
[毎日新聞]
大阪市議会は29日、2016年度一般会計当初予算案を一部修正し、賛成多数で可決した。総額1兆6509億円で、新しい美術館の整備方式と夢洲(此花区)のまちづくりに関する検討調査の変更に伴い、計1119万円を減額した。
北区中之島に建設予定の新美術館は当初、民間資金を活用する社会資本整備(PFI)で基本設計から運営を委ねるため5383万円を計上。「市の関与が限定的でチェックできない」とする市議会の主張を反映させ、基本設計を切り離して784万円を減らした。
一方、民間事業者から提案を募る夢洲のまちづくりを巡っては、カジノを含むIR(統合型リゾート)を検討範囲としたことに市議会の反対意見が集中。調査費からIR分の335万円を減額して5993万円とした。
また市議会は、条例上の議員報酬を12%、政務活動費を10%削減する今年度末までの特例の1年間延長を決めた。自民、公明、共産が共同提出した改正案を、全会一致で可決した。議員報酬は月額77万4000円、政務活動費は同51万3000円に据え置かれる。【平川哲也】
ソース:http://mainichi.jp/articles/20160330/ddl/k27/010/440000c