特定非営利活動法人
イーストベガス推進協議会

北海道へカジノ誘致、探る高橋知事 シンガポールで初視察

 

北海道へカジノ誘致、探る高橋知事 シンガポールで初視察

[北海道新聞 8/19]


シンガポールでカジノ施設の視察に向かう高橋はるみ知事=18日夜

シンガポールでカジノ施設の視察に向かう高橋はるみ知事=18日夜

 【シンガポール徳永仁】高橋はるみ知事は18日、訪問先のシンガポールで、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を初めて視察した。アジア最大級のIRの運営状況を見るとともに、カジノに関する犯罪防止について同国政府関係者から話を聞いた。釧路、小樽、苫小牧の3市がIR誘致に名乗りを上げる中、来春の道知事選への4選出馬もにらみ、道内観光の起爆剤としての可能性を探る狙いがあるようだ。

 「IR誘致について、希望する道内三つの地域と共に考えていきたい。ギャンブル依存症などマイナスの影響への対応も、ぜひお聞きしたい」

 知事は同国政府のカジノ規制機構を訪問し、同機構のジェリー・スィー長官ら幹部を前に道内誘致に前向きな姿勢を示した。約30分の会談で、犯罪防止に向けた取り組みや、事業者が規制に違反した場合の対応などを聞いた。

 ただ、道民に反対論も根強く、知事にとってもリスクが伴う。知事選に4選出馬した場合、対立候補の出方次第ではカジノ誘致問題は争点化する。今回の視察で、規制機構から負の側面や対策を聞き取る姿勢を強調したのも、こうした点を意識した可能性がある。<どうしん電子版に全文掲載>