[秋田魁新報 6/13]
県、秋田市に提出
共産党県委員会(米田吉正委員長)は12日、県内でも誘致の動きがあるカジノを中心とした複合型リゾート施設(IR)の整備推進法案に反対するよう求める申し入れ書を県や秋田市に提出した。
カジノ解禁に向けた推進法案は自民党などが国会に提出済み。県内では秋田商工会議所が秋田市内にIRを整備する構想を打ち出している。法案は誘致を目指す地方自治体が国に申請する仕組みで、県委員会は誘致もしないよう呼び掛けた。申し入れ書は「ギャンブル依存症患者や破産が増え、地域社会に重大なゆがみを引き起こす」とIR整備を批判している。
県委員会は同日、秋田弁護士会や兼司法書士会など5団体にも申し入れ書を提出。山内梅良副委員長は「法案を廃案にしようという全県的な運動に発展させたい」と語った。(佐藤 朋紀)